LEDとは、電圧を加えた際に発光する半導体素子のことをさし、発光ダイオードのことである。LEDは、電子の持つエネルギーを光エネルギーに直接変換することで発光する。LEDの表面に蛍光塗料を塗布することで、白色やオレンジ色などの中間色を出すことができる。LEDの特長としては、不要な紫外線や赤外線を含まない。大量生産が可能で安価である。また、軽量で長寿命であり、故障しにくいなどがある。
現在車の前照灯は電球を使われていることが多い。しかし最近は前照灯にHIDをつけてるものも多くなった。HIDは今までの電球と違って少しの設備の増設が必要であるが、その明るさは今までの電球よりも格段に明るいのである。HIDをつければ、今までと同等の明るさが省電力で手に入ると考えてもいい。これからはHIDの取り付けが有効である。
EC サイト運営において重要視される市場調査ですが、文化が異なる中国 EC 市場の調査となればさらに重要な課題と言えます。そこで今回は、中国の EC 市場における市場調査手法についてお話しすることにします。
【画像が掲載された記事、より大きな画像、その他の画像など】
一般に、中国の EC サイトの細かい購買データは日本では入手しづらく、十分な市場調査が行えないまま日本企業が中国向けに EC で商品を販売しようとしても、ユーザー動向を掴むことは容易ではありません。中には中国向けに EC 事業を始め、2年から3年経過してようやく中国の EC サイトでの購買行動が把握できるようになった、との日系企業の声も聞こえてきます。即ち、中国の EC 事情について入手可能なデータは絶対的に少ないため、ある程度の赤字を覚悟した上で、実践しながらユーザー動向を掴むしかない状況があるとも指摘できます。ただ、当然これでは事業としてはリスクが高すぎます。
それでは、中国の EC サイトにおけるユーザー動向を掴むための手法をいくつかご紹介しましょう。代表的な手法としては、マネジメントアドバイザリーなどを提供するコンサルティング会社に依頼する方法があります。この手法は、現地のリサーチャーが非公開情報も含め調査・分析を行い、レポートに取りまとめて依頼元へ報告を行います。個別の調査を行うため、費用が高くなる傾向がある一方で、特定の業界や製品に絞った調査手法としては有効です。
もう少しコストを抑えたいという場合には、数万人単位のパネル(調査対象の名簿)を持つ調査会社を利用する手法もあります。これらの調査会社は、Web や専用のソフトウェアを通じてアンケートを実施し、その結果を集計した上で、情報を提供しています。この手法は、短期間で大量のアンケートデータを収集することができるため、まずは大まかな傾向を掴みたい、といった際にも有効です。
しかし、海外を対象とした調査の場合には、調査会社がパネル自体の品質や回答のレベルを向上させる工夫をいくらしたとしても、回答を日本語に翻訳する際の精度自体が問題となり、依頼元が手にする報告レポートの品質が劣化してしまう恐れがあります。また、調査会社による分析やアドバイスを求めるのか、それとも数字のみを求めるのかなど目的によっても選択する調査手法が異なってくるでしょう。
上記の手法以外に、対象国の EC 業界に特化したデータベースを利用するという方法もあります。易観国際(Analysys International)は、IT・インターネット業界における情報サービス事業者で、特に EC 業界のユーザー動向を淘宝網(タオバオ)や拍拍網(パイパイ、メッセンジャーで有名な QQ を運営する騰訊のグループ)など主要な EC サイトのデータベースと接続し、最新のデータを会員向けに提供しています。携帯電話、女性向けアパレル、下着などといった商品群ごとのデータを容易に入手できるため、EC 業界の動向のデータを必要とする場合には手軽な選択肢といえます。
それでは、実際にこの「易観情報(Enfodesk)」を利用して、複数の角度から中国の EC サイトのユーザー動向を確認してみます。まずは、時間帯別の取引金額を見てみます。サンプルとして女性向けアパレルを選択し、1日の中で取引が集中して行われている時間帯を見てみると、平日であった2011年3月1日(火)は8時台から上がり始め、日中には特に大きな変動はなく、23時台で下降しはじめます(図1)。
それに対して、日曜日であった2011年3月6日のデータを見てみると、グラフ中の左の目盛りにあるとおり取引絶対額が小さく、また午前中の購買動向は昼に向かって緩やかに上昇しています(図2)。
この2つのデータから、中国のユーザーは8時台から23時台までの比較的長い時間帯で特定の時間帯に偏ることなく物を買っていること、昼休みの時間帯に増えるといった顕著な傾向は見られないことが読み取れます。また、8時台という点に着目すると、中国でよく言われている「会社に出社してから EC サイトで買い物をする人が多い」との指摘が当たっている可能性がありそうです。逆に企業側の視点からすると、8時台から EC サイトの取引が活発になり始めるということは、例えば商品の入れ替えや新たなキャンペーンの開始をこの時間より前に行うことによって効果を高められる可能性があります。
次に、取引商品として携帯電話(手机)で絞った際の、時間帯別の取引件数と平均客単価を見てみましょう。2011年3月1日(火)の取引は以下の通りでした(図3:取引件数、図4:平均客単価)。
深夜の時間帯は取引件数が著しく少ないため平均値はあまり有用なデータではありませんが、昼の時間帯での平均客単価は概ね一定で、1台あたり1,100元(日本円で約13,600円、2011年6月22日時点の為替レート)となっています。ただし、実際には数百元程度の安い携帯電話から5,000元を超える携帯電話まで幅広く売られており、平均客単価だけで中国の購買力を推し量ることは危険です(そもそも、中国の「平均」は、平均給与などの例のように、幅が広いためになかなか肌感覚にはあいません)。ちなみに、この日の21時台には1時間あたり1,818件の取引件数がありました。
同じく携帯電話の客単価分析を見てみましょう(図5)。ここでは、取引件数や平均客単価と比較しやすいよう、2011年3月1日のデータを取り上げます。50元以下の価格帯でも取引ががあるのは充電器など周辺アクセサリー類も含まれているためです。一般に、中国では安い携帯電話は150〜200元程度から売っていますが(ただし、それが新品かどうかは全く保証できませんし、市場価格より著しく安い場合には中古部品の寄せ集め携帯だと思った方がいいでしょう)、200元以上が携帯電話本体の価格だと推定して読み取る必要があります。その上でこのデータを見ると、200元から2,000元の層に集中している一方、2,000元から3,000元(日本円で約25,000円〜37,000円、同)や、3,000元以上という層にも一定の取引があることがわかります。なお、淘宝網で実際に携帯電話の価格を調べてみたところ(2011年6月22日時点)、「iPhone4(16GB)」や「Xepria arc LT15i」の平均的な価格が4,500元から5,000元ですので、3,000元以上の価格帯にはこうした高機能なスマートフォンが含まれていそうです。
このように、「易観情報(Enfodesk)」が提供するデータから、日本とは異なる事情、EC ビジネスに有益な情報を得る事ができます。中国の EC 市場で何がどれだけ売れているかについての情報は、個別の調査レポートを依頼する以外で手に入れることは困難です。また個別の調査レポートの価格は様々ですが、日本語での報告を依頼した場合、一つの商品属性あたりで300万円以上することが一般的です。フィジビリティスタディ(事業の実行可能性調査)の段階であれば対象を絞った調査による検討も選択の一つですが、多角的に中国の EC 市場を見るためには、こうした情報データベースサービスをフル活用する手法が有効と言えそうです。
(執筆:株式会社クララオンライン 家本賢太郎)
記事提供:株式会社クララオンライン
【関連記事】
ファーウェイ、Android 3.2搭載タブレット「MediaPad」を発表
「アリペイ」で対立するアリババと Yahoo!、ソフトバンクが声明
クララオンライン、日本・アジアに向けたクラウドサービス「SolaCloud」を開始
World IPv6 Day in China 〜中国における IPv4/IPv6 事情〜
「中国・台湾ネットビジネス情報最前線」過去の連載一覧